直子の部屋

笑ったり泣いたり踊ったり暴れたり推し事したり。

落語の楽しみ方 軌道修正


芸人さんが話しているラジオや配信。
好きで聴いていたはずなのに聴いていられないことが増えてしまった。

理由はいろいろ浮かぶものの、多分それじゃない。

落語の楽しみ方は少しずつ変わってきたので
振り返ってみました。

 

生の落語を初めて体験する【好二郎さんを知る】
「この落語家さん面白い!名前覚えた!」
(その後まもなく真打に昇進されて名前は変わってしまったが)

    ↓

(8年ほどの間に何度か落語会に行くが薄い記憶)

    ↓
推しのファンになる【独演会へ行く】
「この人、やっぱり追いかけよう!」
    ↓
共演者もいいな!【ホール落語へ行く】
「どんどん聴きたい人増えちゃうな!」
    ↓
もっと落語聴きたい!【生活が変わる】
「有休使えば平日昼でも落語に行ける!」
    ↓
博多天神落語まつりに行く【演芸イベントへ行く】
「落語の遠出楽しいね!思い出できるね!」
    ↓
一門が楽しい!【両国寄席へ行く】
圓楽一門会の寄席楽しい!」
    ↓
寄席もいいな!【定席に行く】
「まだまだ知らない芸人さんがいる!」
    ↓
演芸応援しよう!【祝い事を意識する】
「昇進お祝いもうれしい!演芸盛り上がってほしい!」

    ↓

推しの情報見逃すな!【演芸ニュースにアンテナが立つ】
「毎日演芸情報がたくさん!盛り上がってるね!」

 

 

書いてみると知らぬ間にどんどん拡大路線。
スタートから今、よくわからない目線になってきた。


ここに書かなかった仕事さえも劇場に寄せる沼にもハマったので、演芸だけでなく芸能に関心も広がったわけですが。。

 


と、とにかく状況は分かった。


一旦ワンフーに戻ろう。

 

落ち着け。

 

ちょっと糸口が見えたのでブレスト。
落ち着けブレスト。

 

 

近頃は落語家だけで東西1000人近いらしい。
全員好めるわけがない。
好奇心と好みは別だ。

 

うん。

 

次。

 

 

今年イメージが変わった人
良く変わった人も残念に変わった人もいた。
けどそれは、完全にこっちの都合。

 

広く楽しみたい人もそれが好み。

こちらはどんどん好みの中の好みに集中したい。

落語が好みだとわかって
ダントツの師匠がいて
好みでなかった人がクセになる好みになっていくのが楽しい。

 

そうやって広がったんだね。
でも知らないことを知ってくると
加減が変わってくることもある。

 

そうだ。それだ。

 

次。

 

 

このあいだ読んだ末広亭の真山席亭の記事

「戦後で唯一、匹敵するのは…」新宿末広亭が語る“ドル箱”神田伯山のスター性と、「本当の意味で満開」だった芸人の名前(文春オンライン) - Yahoo!ニュース

寄席に人を呼べる芸人、の話を読んだ。
すごく説得力がある。

 

でも、席亭ではなく商売でもなく
こっちは客席を選んでいるから
人気で実力がある中でも好き嫌いは自由だ。

 

その人気を流石だと思う人もいれば
流行だと感じる人もいるし
こちらが流行遅れを好んだっていいと思う。
巡るものだし。

 

「好き」にはどこか信頼度みたいなものが含まれる。
これも人気とは別。それぞれに感じるものが違う。

 

そうだそうだ。

 

次。

 

まだ知らないだけの人もたくさん
まだ未聴の落語もたくさん
好奇心は持てても縁のものがある
出会う順番も大事。
出会い待ちのご縁も先にあるだろう

だから「出逢った!」縁があるのはもうすごい。

 

うん、そうだそうだ。

 

 

楽屋だとか映像だとかで知った気になる。
仲間に入れてもらえたような錯覚するコンテンツが増えた。


芸人でもなく同業でもないから
いじり加減に苛立つ必要はない。

不快で聴きたくなくなったらアプリを閉じればいいだけ。

 

 

そうだった。

 

 

近頃落語との距離感変わったから
高座より降りてる芸人さんのおしゃべり聴きすぎたのかもしれない。
SNS発言見過ぎたのかもしれない。

 

 

それそれ。

好みの程の良さを超えてたんだ。

 

元からお祭り騒ぎは苦手だった。

だから落語の客席が楽しいのだった。
どこか熱狂入ってしまったのかも。

ちょっとのぞき過ぎたのかもしれない
それでモヤモヤしていたのかもしれない。

 

 

スッキリした。

 

 

 

 

今年は落語に出向く回数がとても減った。

さぞや辛いだろうと思っていたけれど
楽しみはたくさんあった。
平気だった。

元から平気だったことも思い出した。

 


円楽師匠の「悟られるんじゃねえぞ」の言葉を思い出す。

私には落語は無くてもいい商売ではないけれど
命に関わることの上にはならないかもしれない。
(でもそこにもつながる気もする)

 

落語に足を運ぶ回数を増やした理由は

兼好師匠の会にたくさん行って
もっと笑っている時間を増やしたくなったからだった。

 

行けば間違いなく笑わせてくれるなんてすごい。
そういう人が見つかるなんてすごい。

 

その初心が物凄かった。
肝心要はこの初心だ。

 

一旦ワンフーに戻る。
することはあまり変わらないけど
好き中の好きに絞る軌道修正。

 

芸人さんの好みだけじゃなく、
落語会の好みにももう一回気づけた。
結局、大事にしたい人の縁を再確認したような。

 

落語は長く付き合いたい趣味。

穏やかに長く楽しんで
落語の他にも趣味仲間を作って
たまに落語にもつきあってもらえるぐらいの感じで行こう。

 

 

おまけ2つ
  • 真山席亭。
    お写真といい言葉といい、「寄席末広亭」で読んだ初代席亭の雰囲気に似てきていらっしゃるのでは。

entsunagi705.hatenablog.com

 

  • 「ワンフー」という業界用語、先輩が使っていたのを真似してみた。
    使い慣れない。どの世代まで使ってたんだろう?
    調べて初めて「ワンフ」じゃなく「ワンフー」だと知った。
    しかも「ファン」を逆さに!?
    じゃ、まあ意味は合っているか。。