先日国立劇場の桜を見てきました。
今年も変わらず見ることが出来たのは幸運。建て直しで敷地に入れなくなるかと思ってました。桜を楽しめる時期に来る機会があるかもわからなかったので桜に逢えたのはうれしいですね。劇場は閉場中ですがお花見される方で賑わっていました。
国立劇場の前庭は桜が多彩でついたくさん写真を撮ってしまいます。
神代曙
仙台屋
枝垂れ桜はまだまだこれから楽しめそうです
桜ではありませんが、リキュウバイも白い花が盛りを迎えていました
駿河桜
駿河小町
小松乙女
次の予定があったからか賑わっていたからか、なんだか撮り方が適当になった気が。それでもお花は堪能できました。
行き帰りは新橋から日比谷や官公庁が並ぶ霞ヶ関を通って国会議事堂前までバスを利用して、日比谷公園や霞ヶ関の桜も車窓から楽しめました。この辺りは建物に歴史があったり道幅が広くてなかなか他ではない場所なので、桜が加わると日本をより感じるお勧めルートです。
国会議事堂前バス停は国立国会図書館の目の前。こちらも桜に迎えられて良い眺めでした。
国立国会図書館の桜から国立劇場の桜まではプチ散歩で楽しめます。がっつりお花見する程ではないから千鳥ヶ淵の方まで回らない、という方にお勧め(笑)
この日は再開していた伝統芸能情報館の中にある図書閲覧室を利用するので半蔵門へ行きました。施設再開を楽しみにしていて、桜にもタイミングを合わせられて至福。桜も蔵書も国立劇場のお宝です。
お宝堪能アフターのお楽しみは可否道さん。劇場が閉場した後は伺っていなかったので、可否道ブレンドと海苔チーズトーストに頷き通しでした。コレコレ、コレですよ(美味
選べるカップは今回も今右衛門。カップもソーサーも素敵でした。形も手触りもなんだか好みなのです。
当たり前ですが、閉場して人の流れは変わったそう。演者さんも来なくなってしまったとオーナーさん寂しがられてました。私もこのお店を知ったのは文治師匠のツイート。わかっていたこととはいえ、比較的近い紀尾井ホールで寄席をやってもさすがに演芸場までは歩かないか…徒歩15分… 自由研究で図書閲覧室を利用する時は楽しみに通いたいと思います。
建て替えの悩ましい話はありますが、国立劇場の桜も蔵書も愛でられるうちにぜひ行かれてみてください。その際は可否道さんの珈琲も一度お試しを。
建て直し期間中も何か伝統芸能と国立劇場のある街として活性化させることがあったら良いのになあ。桜の借景で文楽のお人形さん達、プロモーション撮影とかして国立劇場の存在感PRしてくれたらいいのに。文楽劇場で撮ってた映像可愛かったし。歌舞伎だって桜前で撮影して美しい映像作ったら良いのに。なーんて。義経千本桜を見た後外に出たら満開の桜で感動した小劇場での公演を思い出してそんな妄想をしてしまう。
意見書よりもお上よりも劇場を建てる人達に伝統芸能の魅力をバンバン見せてほしい。国立劇場を建てる機会なんてそうないのだから。そして公演運営やメンテナンスで地道に支える立場の人にとっても、伝統芸能と国立劇場に関わる携わることが魅力的になりますようにとも思う。前庭の桜も咲く前には静かに準備をしている。周りが心配している間にも地道に着々と出来ることをして。素敵な二代目の国立劇場が開花しますように。桜の花は素直に愛でて帰ってきたものの、国立劇場のこれからがどうなっているのか気になるとあれこれ考えてしまいますね。