直子の部屋

笑ったり泣いたり踊ったり暴れたり推し事したり。

古地図アプリで江戸の旅。

ふふふ。手に入れてしまった。
国立演芸場の記念手ぬぐい。

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国立演芸場の緞帳と同じ!富士山!

想像はしてたけど、めっちゃきれいいいい!!

 

ご所望の方、ぜひお早めにお求めください。
私も、まだ欲しい(笑)定席に出向かなくては。

初代国立演芸場さよなら記念グッズ第1弾!手ぬぐい発売のお知らせ | 独立行政法人 日本芸術文化振興会

 

余談ですが・・・

実は初代国立劇場国立演芸場をコンプリートしたっ!!!

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国立劇場の手ぬぐいは以前くろごちゃんファンドの継続応援でいただきました。
くろごちゃんファンドの継続寄付で劇場を応援されると、手に入るかもしれません。

くろごちゃんファンド(国立劇場基金) | 独立行政法人 日本芸術文化振興会

 

額装したいけど重々しくしたくない。
なにか良い仕立て誂えはできないものか。
どなたかよいアイデアご指南ください。

 

うれしい手ぬぐいがやってきたのは、かつての職場仲間に会えたから。

 

久しぶりに会えて、たくさんしゃべった。
仕事の話、仲間の話、愚痴、ストレス解消方法、と話は尽きない。
雑談は楽しい。

かつての職場仲間なので、自然と国立劇場国立演芸場の話にもなる。

好きで覚えた落語や江戸の知識は
仕事に役立ったり、仕事の仲間を楽しませることが出来た。
劇場の近くはとにかく落語にまつわる土地も目白押しで、
仕事の合間によく落語雑談をしていた。
案外普及活動になっていたのか、落語に興味を持ってくれる人もいた。

大変な時期も多い場所だったけれど、その経験は良い思い出。

 

国立演芸場の話から、界隈の話になって、古地図アプリで解説。

すごく落語を聴いていなくても、聞いたことがある場所の名前を出してくれて、こちらは勝手に解説する展開。話が盛り上がる。

私が愛用しているのは大江戸今昔めぐり

f:id:entsunagi705:20230628010342j:image 国立劇場辺り f:id:entsunagi705:20230628010346j:image 吉原辺り

国立劇場がある半蔵門、その先の番町は落語や歌舞伎の怪談に縁がある。

演芸場に近い平河天満宮半蔵門駅に近い太田姫稲荷様は、太田道灌から徳川家康に主を変えた江戸城と縁がある。

平河天満宮の平河の名前、江戸城の堀とかつての海岸線

都市の機能を備えるために行われた治水事業、水路、街道、整備。その時代も要になった品川

どこまでが江戸だったのか?桜の名所だった御殿山、その後。高輪の今昔

馬・駒・厩が付く場所、車が付く場所、富士見が付く場所

吉原の名前が出れば浅草田圃の裏っ手、囲む水は御歯黒溝 などなど。。

 

江戸時代と今を重ねられる地図があると目ですぐわかって江戸旅行が楽しい。

 

 

帰宅後、見逃し配信で「どうする家康」を見た。
江戸に実現された戦のない世は、瀬名様が描いた大きな夢に重なる。
楽しく解説していた江戸の姿に重なる。江戸につながる歴史の追体験
大河ドラマでの存在も大きい。

www.nhk.or.jp

 

 

のせ上手な相手のおかげで、調子良く江戸雑談を続けていると、
「そういう案内やればいいのに」と言ってくれた。

 

実は似たようなことを時々言われる。
だれが見ても嬉々としてしゃべっているらしい。

 

好きなことしゃべっているだけで喜んでもらえていると実感することもある。

仕事になればそれは楽しいけれど、と進めないのは怖れ。

興味があって調べたこと、本で読んだことも多いけれど、正確に記憶しているとは言い難いし、どこまで本当かわからない高座で聞いた話も含まれている。
知識の精度を問われるかもしれないと思うと、仕事にするには自信が持てない。

 

とはいえ正しさの審判をし合う世の中の情報には疲れている。つまらない。

そして「どこまで本当かわからない」のが面白く魅力。楽しい。

明るく過ごすには、正しさより楽しさがいい。

夢を描くにも、大らかに受け止めるにも、柔軟に物事を捉えるにも、頭にも身体にも遊びが必要。

 

物語は 頭や体や心の中に想像を描く余白を作るためにできたもの かもしれない。

 

本当かどうか怪しい話でも、元は洒落でも、楽しく覚えられたから人に話したくなる。
江戸が作られ発展していく変遷や、土地の名前にまつわる話、人にまつわる話をあちこちから聞いて、点が線になって流れになって、先人のすごさにワクワクした気持ちを体が覚えている。だから人に話して伝える。
楽しみながら笑いながら物語る循環。感じ取っている好きの本質はそこだと思う。

 

そういう知らぬ間に楽しくしてしまうことでご飯がいただけたら、変に悩まず仕事を楽しめるものに変えられそうなりだけど、なかなか具体的にはならない。

円楽師匠は好きなことに少し社会性を持たせると食っていけるというけれど、そのうち後半を思いついて実行したいものだ。

 

半蔵門界隈の雑談から古地図アプリで旅に出て、いつのまにやら先人が描いた夢と実現された都市から物語の起源まで妄想してしまった。

 

お江戸を楽しめた良い旅だった。