直子の部屋

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古地図扇子で今昔半蔵門を楽しんでみた♪

以前から愛用している「大江戸今昔めぐり」という古地図アプリのキャンペーン記念品が届きました。古地図扇子です。

古地図は好きだけど古地図の扇子ってセンスはどうなの…という脳内駄洒落を吐きながら眺めていると大好きなスポットが収まってる!!

ヒントキャラクターを配してみました。さて、どこでしょう?

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右側に濠(堀)がありますね・・・


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ちょっと見えづらいですが「半蔵門」「隼町」の文字が見えます。

そう、昨年閉場した国立劇場の場所が入ってる!
アプリ内では
「播磨明石藩(兵庫)松平兵部大輔慶憲 八万石(十万石格)」
となっている部分の2/3程が国立劇場国立演芸場があった敷地。

半蔵門へ通っている頃に一度調べてみたら「播磨」と入っていたのがなんだか嬉しかった。歌舞伎役者の播磨屋と直接的な関係はないけれど、中村吉衛門丈を半蔵門で目の当たりにした頃だったからかもしれません。

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「大江戸今昔アプリ」は開くと最初に江戸城が出てきます。だから古地図扇子も江戸城を中心にデザインして偶然入ったんだろうけど、思い出のある場所がいくつもあって楽しめる。皇居内を見学したこともあるし、国立劇場周辺のお濠沿いの桜は思い出深いし、自由研究で通った国立国会図書館がある場所も端だけだけど載ってた。持ち歩くことは想像してなかったけど暑い時期の自由研究用グッズに入れるのもいいかも。

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どうなる?大江戸今昔めぐりの駿府

このグッズは駿府の古地図スポット強化キャンペーン「#どうする駿府」の参加記念品。記念品があったのも忘れていたけど、キャンペーン後半には静岡の現地で葵の紋が入った「どうする焼き」の配布もされてた。最初はそんな話なかったのにな~なんて思ったまま忘れかけていたところに、わざわざ送ってくださって想像より楽しい参加記念品でハッピーエンド。

ただ、あらためて思い直すと江戸時代の古地図基準で行くと投稿したのはどちらかというと明治時代のスポットだった。キャンペーンを知った頃は急激に明治以降の近代静岡を学習中だったから許してもらおう。

アプリ内の駿府の地図は、大江戸に比べてかなりざっくりしている。寄席を探す過程で古地図も探したので、そういう資料でも江戸時代の情報としては貴重なのも調べて知っていたけれど。スポットが増えてほしかったのは本当で、キャンペーンでどう掲載されていくのかも気になる所。もう少し詳細に江戸時代と現代が重なるものが復元出来たらもっと楽しいだろうなあ。

おまけ:育った町の歴史知ってる?

昨年は大河ドラマ「どうする家康」を見ながら静岡の幕末明治を調べ、今年は大正昭和を読んだこともあって、江戸を建てた家康の駿府大御所時代から慶喜公に圓朝が会いに行った明治時代、若き圓生師匠が興行に来ていた大正昭和まで、いまさらながら静岡の昔が繋がってきた。静岡で暮らしていたころは歴史の流れを意識することはあまりなくて、知っている歴史上の人物といったら家康公、出てきて今川義元公ぐらい。駿府城は公園でお城の実感がなかった。ましてや家康の後の時代も明治大正昭和の静岡もぼんやりしていた。よくここまで興味を持ったものだと思う。離れてみるのは大事というのは本当だ。

江戸城を配した扇子を眺めて静岡や駿府城が重なるのは故郷に城址がある人間の特権。大人になってから興味を持てればかなり楽しめる。
しかも浮世絵になった風景や歌舞伎や落語に出てくる人物や場所が近隣にあったとなれば、時間が足りそうにない。

守備範囲外の戦国時代は静岡の観光親善大使、春風亭昇太師匠が解説してくれるローカルの歴史番組で勉強できる。最近ハマってYouTubeで見ていて山城にもご一緒したいぐらい。明治から調べている寄席は、圓生師匠の話から昭和、平成近くまで静岡市内の劇場の変遷をたどっている。あと少しで今落語会をされている皆さんに繋がりそうで繋がってない。こういう時期がまた楽しい。

半蔵門駿府は似ている?

最近、駿府城内三の丸に能舞台があったことを知った。家康と能楽も縁が深いことは以前から知ってはいたけれど、城内という場所の役割もあまり知識がなくて驚いた。天下泰平の世のために舞台は大切だったということだ。
三の丸の能舞台はさながら当時の国立劇場の様。といっても位置関係だけだけど。国立劇場は前庭越しに皇居が見えて千代田のお城(江戸城)が近い実感があり意識するのか不思議と誇らしかった。そういう場所に能舞台があり人が集まっていたと思うと舞台に目を向ける場は受け継がれている気がする。

国立劇場の建て直しが進まないことで突かれているのはただただ悲しい。いかがなものかと疑問符ばかり立てて外野で煽って焦らせて良い流れができるわけないと思うのだけれど。表に出てくる芯食ってない情報が感情を逆なでしてきて苛立つ。感情を煽る手法だからスルーしにくくて腹が立つ。とにかく伝統芸能を残すために奔走する人達に良い環境が整備されて欲しい。未来に古地図で載っていて欲しい。そう考えると先の楽しみにできそう。

古地図アプリ

昔の人が作った古地図から復元地図を作り直して現代と行き来できるアイデアはとても楽しくて本を読んではアプリを開いて、散歩をしている途中にアプリを開いて、落語の噺に出てきた場所をアプリで見てみたりする。

願わくば普段使う地図アプリとの親和性なのだけれど、自力で古地図を調べていると、現代の地図がすごいこともわかるし、試行錯誤されてきた歴史や用途で変わる地図の面白さもあるので、趣味に合わせてカスタムできる地図アプリの進化を期待する。
キャンペーンに参加するのが協力になるのはうれしい。地図が整ったりスポット情報を増やす工夫は大事。今回のキャンペーンはまだプロセスが多そうだけど、更新が楽しみ。

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