ようやく12月号の巻頭インタビューを読みました。
二週間よく堪えました。
インタビューの中で
「声」「リズムやテンポ」の話題がありました。
思い浮かぶのは2008年9月号の巻頭インタビュー。
兼好師匠の真打昇進の時のものです。
高座に上がっての第一声は
もはや師匠のトレードマーク。
高めではっきりした「ご発声」は
共演する師匠方が面白がって真似するほどです。
歌の出だしをきっちり決めるように
声の出し様も考えられていると知って
驚いたのを覚えています。
そして独特な高座については
「絵画的」「音楽的」を
どちらかではなく意識しているとありました。
今は「映像的」とか「演劇的」
という言葉で高座を表現することもありますが
例えに出てくる師匠方や
落語を聴いている時を想像すると
「絵画的」や「音楽的」が感覚的にわかる
面白いインタビューでした。
新書に再録されたバックナンバーは当時入手困難で気合で収集
12月号のインタビューでの
「声」「リズムとテンポ」の話題は
時代で変わったと実感すること
意外に自分好みは古い方にもあることを発見して
『高砂や』に繋がるのが新鮮でした。
15年という年月が開いたインタビューで
偶然見た同じキーワード
年月に加えて違うインタビュアーで
引き出す言葉も広がりも変わって
あっという間に読み終えてしまいました。
ちなみに東京かわら版2008年9月号のインタビューは
新刊『お二階へご案内~2』にも再録されています。
kawaraban.theshop.jp
兼好師匠の引退説も
名前を変える話題として
一種楽しんでいるご様子。
そういえばご一門は
名前の件では話題が多いですし
兼好じゃなくなったらどうなるの?
兼好の名前はどこに行くの?
争奪戦が勃発したりして?
親子襲名があるかもしれない!?
やることやって隕石に当るかもしれない?(別途参照)
引退説は
まだまだ周囲に追究されそうですが
どういう結果であれ
楽しませてくださるでしょう。
最近は落語にハマった頃より
東京かわら版で目が行く情報がかなり変わりました。
新年号が来る前に
今年の東京かわら版もまるっと振り返って
楽しみ直したいと思います。
おまけ
隕石に当る説はこちらです