直子の部屋

笑ったり泣いたり踊ったり暴れたり推し事したり。

落語界隈で気になり過ぎていること(辛口苦口)

落語は好きなんだけれど、最近繰り返し目に耳に入って
ちょっと気になり過ぎる話題に
今日は辛口?苦口?の個人的な意見を少し。

普段から推し活の一環としてSNSをチェックしてて
席亭同士のマウントがあるらしい噂を時々見かけてた。

そしたら先日、関係者同士のマウントエピソードを聞かせてくれた人がいて

 

「そ、それをこちらが聞いてなんと返すのが正解ですかね?」

 

という正直な感想は胸に仕舞い、ご苦労が多いのですね、的に返しておいた。

 

コロナ禍に受けていた仕事上の苦労を思えば、申し訳ないがどうでもいい。
上手く言い負かした話はさらにどうでもいい。
また、経験上やってくるマウント人はほとんどあなたのことを知らないだけなので気にするだけ損ですよ。

と、つい思ってしまった。
落語会が仕事であれば同業同士の会話で起こりにくい話の流れ。
落語が好き、落語家が好きだから落語会を開く人が多いこの世界ならでは。

 

落語にハマり始めた頃、この世界は特殊と認識したので、
ーーーココカラーーー
仕事を仕事として割り切っていないミーハーな感覚を隠しもしない主催者もいるし、あなたは師匠ですか?という上から目線で演者を呼び捨てたり批評をする人もいて、御贔屓の中には育ててやったと思う人は多めなのではないだろうか。
ーーーココマデーーー

という前提で過ごしている方が耳にする話は面白く、健全に会話ができる。
あくまで、極端に考えていた方が驚かないという個人の基準

(劇場、撮影、舞台といった裏方プロ分業の職人気質な環境にいたこともあって、尊敬的な嫉妬はあってもマウントには特に違和感がすごくある)

実際ご縁がすごいな!という人には素直に喜んでお話を聞けて得したことも多いが、知るほど席亭に志願する気もないし、「自分もそうなりたい」ご贔屓の見本を探すし、「それをここで言うか?」「その言い方はアウトです」などと思いながら人を見ている。

これは演者さんに対しても思っているので、私は相当嫌な客なのは間違いない。
自覚はしてる。

たとえば、主催や関係者へのクレームをSNSに書く演者さんとか
少し前は何組か師弟関係の話題とか
妬みが悪く出てるとか、無関係の画像添付とか落語の情報皆無とか。

何のために芸名で発信しているのかと思う。

 

基本的に推しじゃなくて外野だからかもしれないけれど

「なぜここ(SNS)でそれをだすのか?」

に悪い意味で過剰反応してしまう。

 

どうせ書くなら、直接相手にクレームを伝えて喧嘩して、伝わったかわからないけどやるだけやった、ぐらいのオチをつけてほしい。
言えないからSNS?解決できないよね?と思ってしまう。

内容が事実だとして、間接的に他人の悪い噂を流す人にもっと良くしてあげようと思うだろうか?ギャラを上げてやろうと思うだろうか?
相手の事情も知らずに言ってない?信用が落ちるのはどっち?

落語会の情報ださんのかい!
チラシ画像なしでその画像添付が面白いの!?

なんてこっちが無駄に不快になって苛立つ。
要らぬ怒りが湧いて迷惑する。
囚われているのはこっちなんだけど。

 

感情が漏れ出てしまうのが人間だ。これがその人らしさだ。
なのかもしれないが
それは大変だったね、と思うことはあっても
応援する方に行かない。

 

つまり
超絶もったいない。

 

良さより悪いところが際立ってるようにしか見えない。

 

聞いていられなかった愚痴が芸に昇華してた方も知っているから
その後に化ける人、こっちが古い、のかもしれないけれど

人気商売をしている名前でつぶやく言葉が
芸でなくボケでもなく本人不在の悪口で
ただの捌け口なら裏アカでやればいいのになあと思う。

私も感情的になって書いたつぶやきが下書きに大量にあって
たまにpostもしてしまうけれど、出す前に一度確認位はする。

 

今日も別芸能のパワハラニュースが流れてる。
比べている場合ではなく、それぞれの世界の内輪感覚は外で通用しない時代になった。

SNSは使い方もいろいろあるらしい。
だからストレスの捌け口にしている人も多いだろう
けれど基本的には人前で口を開くのと同じだ。

誰も見ていないだろうと思っても
少なくとも一人でつぶやくのとは違う

あのオッサンは(オバサンかもしれないが)ネットなんか見てないだろう、名前出さなきゃ大丈夫だろうと思って好きに書くと、拡散した噂になって当人に届くことになる。

その噂が脚色されて自分と他人の客にも届く。
結果的に損するのは出した人。

つぶやいたくらいで直す人なら最初から気遣うと思う。

本当は力量のある高座、未来が楽しみな高座ができるのに見れなくなったら
演る人も聴く人にも損がでると思うのだけれど。

人を喜ばせる世界は閉じたところもあるし、見えない凄さも多々あるので
良いところは広まってほしいし、嫌な慣習は削ぎ落していってほしいし、落語を開く各地の人達が繋がって続いて行って襷渡してバトン落とさずガッチリ育てていってほしい。(落ちたこともある、と聞いてます)

文章にすると悪い部分が強めに出るけれど、要するにもったいないことしないで欲しい。伝統芸能の中でも主催者も演者さんもお客さんも良くも悪くも距離が近くてつい身内のノリになるけれど、良いノリが残って欲しい。

客席で携帯を鳴らす人も途中から割入る人も
注意喚起のpostをしてもネットなんて見てなくて
オイッ!ふざけんじゃねぇよ!今いいとこだろ!って時代もそろそろ終わるはず。

客同士も、主催者同士も、演者さんも、良い関係で
みんなで夢中になって、みんなで笑って、良い時間が増えてほしい。

ま、独りでいる時がいちばん余計なことをしてしまうものなのだろうけど。

 

最近某師匠が始めたSNS発信を見て、さすがだなあと思った次第。
人気商売を生き抜いてきた人は、道具の使い方を試しながら会得している。
上手さ、って高座の上の立ち回りだけではなくて
経験が出るという話にも説得力がある。

 

毒舌は高座で聞くのが最高。悪口は文字で読むと全く違うものになる。
SNSに吐き出すしかなかった人に本当の味方ができますように。
そしてマウント取る人より協力し合えて情報交換できるような主催者ばっかりになりますように!!