直子の部屋

笑ったり泣いたり踊ったり暴れたり推し事したり。

休み足りない

「休み足りない」

この一週間はチャレンジだった。
働き方をどう変えていくか、
自分との会議をして、怒られるか拒否されるかと恐々上司に申し出た。
思っていたよりも、続けるか辞めるかの二択ではないようで、思いがけず道が開けるかもしれない。
不安なことはまだあるものの、少しほっとしてこの先の予定をリルート中。

そんな中、それ仕事になったらいいな!というアイデアが噴き出した。
忘れないようにスケッチブックに書き留める。
こういう時、ノートや裏紙じゃないらしく
前のページに何年も前から噴き出した時に描き留めたアイデアが残っていて、とても同じ人間とは思えない違う畑の違うワクワクが記録されている。

描き留めると、調べると称して出かけたくなる。うずうずが止められないで出掛けるタイプだけれど、今日はそこまで動けない。

気持ちばかり急いているけれど、お腹が空き、落語の配信も続きを聴きたいし、調べものもしたくなる。
別に仕事でなくても片付けたいことやりたいことは些細なことから大きめのことまでたくさんあるものだ。
欲張りに身の丈以上に望んじゃう。些細なことが数に入ってない。そりゃあ頭も体もヘトヘトになる。
それが常なのだから、ペース配分は最初から抑えめが理想。

いつだったか、今はかかりつけ医になってもらった先生に自分の欲を「それはスケベ心だから」とサクッと評されて大笑いしたことを思い出す。欲張っていることも無自覚だったのが笑えた。
「今日10個やりたいことがあったら、ひとつふたつ出来たらよしとしないと」と療養が必要な頃は言われたもんだ。頭で思っていることと体が逆に動いてしまう状況だった。

動きたいけど今日は上手くいかなかった。
それは多分これでもまだ休み足りないんだ。

体は逆までいかないけれど、「それはまだ頭の中だけにしておいて」ということだろう。

それでも動きたくなるようなアイデアをスケッチブックと鉛筆出して描けるとこまで出来るだけでよく出来た。
頭に描けて、手が描いてくれるところまでは成ったわけだから。

なにがしたいのか、できるのか、わからなくなっている時は動機がなくて動けないで焦る。誰かの影響で操られているような縛られているような気になることもある。体が休みたくなるのは、体だけでなく頭が働き過ぎな時。

氣が済むまで休んだら、勝手に動き出す。
不眠の相談をした時、「寝られないならそのまま起き続けていていい。そのうち起き疲れて寝るから」とかかりつけ医に変に納得させられた。悩むのは社会のルールだとか、周りに合わせるとか、健康に良くないとどこかで聞いたとか、自然に任せられない暮らしの中にいるから。必要な休みはその時取り組んでることに必要な量なんだ。
なかなか頭は理解してくれないけれど、言葉に直したり、人に相談したりすると自覚し始めることがある。

引き篭もる一日でも、落語の配信視聴してるうちに思い出したり気付いたり浮かんだりして、こんなこと出来たらいいな!に着地するだけでも「動けた一日」なのかもしれない。