直子の部屋

笑ったり泣いたり踊ったり暴れたり推し事したり。

1/16つれづれ 主催者七不思議

落語会の情報収集をしていると、音楽ライブや演劇のチケット情報と勝手が違って驚きます。余談中の余談ですが、独断と偏見で落語会探索あるあるを挙げてみようと思います。
(注:前提として地域イベントをなんとかして探し出そうとほじくり検索している人間なので、ほとんどの方には響かない内容だと思われます)

 

  • 画像だけ貼っているので情報を拾えない
     AIが探してくれる時代早く来い。。

 

  • 主催者サイトではなく主催個人のSNSやブログに載せている
    ⇒ わざわざ主催サイト作ってるのになぜ。

作る時はどう運営するかの手間考えるの大事。とはいえ、中の人事情もあるのだとは思います。イベント準備は手間だし、落語会だけやってるわけじゃないもんね。

 

  • 毎年やっているイベントなのに毎回違うSNSアカウントで情報が出る
    ⇒ 別のアカウントから出すのは構わないけど、前のには1ミリも情報でない

空振りにアアア!ってなってます。応援熱が引いていく。引継ぎしよ。とはいえ、中の人事情もあるのだとは思います(2回目)

 

  • 会場になる劇場のイベント情報はあまり先のは出ない
    ⇒ 逆に先すぎる情報もあって、早すぎても心配になるのですが。日程しか決まってないこともありますよね。

 

  • 主催も出演者も告知してない会を見つけることがある
    ⇒ だれが集客を担うか考えられていない会なのかな?と勝手に心配します。

一度だけ、直接お話を伺う機会があって考えさせられました。楽しい時間を作り出したいはずなのに、趣味であり余暇でもあると仕事のような大儀ではなくて。続けるのもやめるのもお席亭の心次第ですが、客としては引き継がれていくことを望む会もあります。
情報収集の側面では、一般客向けではないと判断した情報はそっと離れます。
近頃はこの情報は一般公開まずいのではないか、と思うものも散見します。最近は参考情報として追加することもありますが、ネット上で団体や組織の資料や情報を管理する際はお気をつけください。

 

  • ネットで情報が見つかるだけ有難いことではあります
    ⇒ 地域密着イベントは地域の方々のためのもの。

ネットに上げる必要ない会もあるかと思います。落語は文化振興や慈善イベントにも親しまれるもの。落語好きが知ってるルールを求めない方が楽しいこともあります。
そもそもが、紙のチラシしか手に入らないから調べ始めたのです。何年かの激変で少し贅沢いうようになったものだと思ったりします。

 

  • やっぱり東京かわら版さんはすごい
    ⇒ 信頼度が高い演芸専門誌や地域サイトさんには頭が上がりません。

 

落語にハマった頃から思っていましたが、落語会は開催する人が様々。

興行会社や新聞社、テレビ局主催などの事業や落語研究に関わるもの、商工会、教育機関、市区町村といった地域活性化、温泉や観光地、ホテルなど季節や行事に華を添えるイベント、そして落語や落語家さんを応援したい後援会やファンが開催する推し活系の落語会、落語家さんがご自身で開く勉強会。改めて挙げてみると公私入交じる主催者の多彩さにも驚きます。

 

かくいう私も、学生時代からどうしてもチケットを取りたいアーティストはファンクラブに入ったりして工夫をしてきました。チケットはプレイガイドを通して買うことに馴れていました。だから、落語に行きたいと思うと勝手が違うのが特徴に感じたわけです。

落語会のチケットは、どちらかといえばプレイガイドを通さず主催に申し込む方が良いと思っていましたが、コロナ禍後はプレイガイド扱いが増えたので、今はどうかわかりません。チケット金額も手数料も上がりましたね。ちょっと泣けます。

 

チケットについては少し特殊な経験もしているので、販売する側のご苦労も少し知っています。

仕事で舞台関連の会社にいた時は、関係者向けやトラブル対応に準備するチケットの存在を知りました。劇場接遇の会社ではチケットや転売行為の知識やパターンはより細かく知る必要もあり、様々なケースを知りました。最近は転売で逮捕される人もニュースに出てきますが、素敵な物語も悪夢のようなトラブルも舞台の幕が上がる前からあるといえます。

イベントが開催されることが決まり、詳細が決まってチケットを準備して、情報公開して宣伝して、申込に対応して・・・チケットのことだけでも思い浮かぶ準備はたくさんあります。主催もやること山ほどあるのです。素人玄人関わらず大変な作業されているのです。いろいろ知ってしまった感想です。

チケットを準備するのも大変な作業ですが、主催者が出演者と調整して開催内容を決め、会場を押さえ、ちゃんと伝わるよう情報をまとめること自体、手間がかかるでしょう。

ご本業ではない方にとっては、準備は思いがけない手間で、不慣れなご主催や団体もあるでしょう。早めに準備して宣伝して集客して当日準備。やったことがない作業も入るかもしれません。情報を待っている方はどうしても欲しがりになります。宣伝や集客の分担やタイムラインをちゃんとしておくの当たり前という発想は玄人発想なのかもしれません。

 

とはいえ、方法が1つではないから苦労する時代ですが、せっかく開かれる落語会があるのなら、伝わる場所に、伝わる方法で情報が置かれて欲しいものです。

 

最後にご主催のご発信(ネット宣伝)への個人的希望を添えます。

チラシをメインビジュアルにして、日程と場所、出演者は文字で入れていただく。たったそれだけで、検索ですぐ見つけられて「見て!見て!」と喜び勇んで拡散したくなります。どうぞよろしくお願いいたします。

 

余談ですが、会場でもらう紙チラシ、でっかいポスターはもちろん大好物です。いまだにウキウキするのはポスターかもしれません。手間も費用も掛かることを承知で、ポスター1枚でいいんで、落語会のフォトポイント設けてください(笑)←ご無理なく可能な範囲で!