直子の部屋

笑ったり泣いたり踊ったり暴れたり推し事したり。

蛇窪神社へ行ってきました

大祓の時期に形代を納める。

ケガレ(穢れ・氣枯れ)を払い(祓い)無病息災を祈る、
意識して定期的にできる浄化の行事。

以前から意識している行事なのですが、体調を崩して必要な時ほど動けず神社へ行けず余計に気掛かりになってしまいます。

以前は形代を納めるだけでなく、可能なら神社の行事にも参加していました。
形代に名前を入れて、頭や体を祓い息を吹きかける所作もケガレを移したと意識できますし、拝殿で大祓詞を唱えると夏と冬に節目ができて清々しかったものです。

忙しい時間が続き、神社にもしばらく伺えなかったので
今年は特に意識して鎮守さまの他にも形代を納めることにしました。

先日は近くの蛇窪神社に伺いました。

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この神社は品川区にあります。
蛇窪神社は元は上神明天祖神社というお名前でした。

白蛇にまつわる伝説もあり、以前から巳年の正月は大層混み合う神社でしたが、それ以外は静かに参拝できる神社でしたが、数年前にドドンと生まれ変わりました。

生まれ変わったのは知人のSNSで知りました。
白蛇伝説と蛇窪という土地の名前を取り入れ神社のお名前を変え、若い人達にも親しんでもらおうと工夫され、パワースポットとして話題になっていたのです。

除災招福総鎮護 東京の白蛇様 蛇窪神社 – 東京の白蛇様 https://hebikubo.jp/

 

以前の姿も好きだったので、その変り様には驚きましたが、町が活性化され、通年でたくさんの人が各地からやってくる神社に変わりました。
境内も参拝される方のために様々な工夫がされ、ちょっとしたテーマパークの様相で、何も考えずに行くと長蛇の列に遭遇して驚きます。

伺った日も、週末の巳の日。
夕方遅い時間に伺いましたが、写真には人が入ってしまうぐらいまだまだ賑わっていました。
以前60日に一度めぐる金運日、己巳(つちのとみ)の日に行くと神社の外まで参拝の列が出来ていました。通りすがりにお参りできるかは運次第みたいになってしまいました。

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幟で狛犬様が半分隠れてますね。本殿前の茅の輪の前には御神籤や七夕の笹が飾られています。右手に社務所があり、限定の御朱印も大人気。夜にはキャンドルライトアップがあるそうです。狛犬の手前にも法密稲荷様や縁起物がたくさんあり、右奥には白蛇辨財天社、蛇窪龍神社があります。

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それでも空いていた方だったので、いつもは諦めている龍神様弁天様にもご挨拶。
どれも人が絶えないので頑張って撮ったの図。

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参拝して順路を進むと夢巳橋の見事な錦鯉の中にキラッと金色の鯉が見えました。

なんとか無事茅の輪くぐりも出来、お参りして大祓の形代も納められました。
社殿の天照大神さまも辨財天さま、龍神さま、お稲荷さまも御参りにふわっと歓迎の風を吹かせてくれました。よかった。

神社の変わり様と賑わい振りは伺う度に驚かされて今時だなと思いつつ、どこか江戸時代に流行った目黒不動様だとか、家の近くの今は寂れたお稲荷様に行列ができたという地史にあるような口伝の話に似ています。

そんなことを考えていたら、今日は兼好師匠の「ぞろぞろ」が聴けました。
「ぞろぞろ」も浅草田圃の神社さんの御利益が噂になる噺。こういう偶然も師匠の推しどころ。きっと昔からそうだたったんだろうな、と思わせてくれます。

静かで落ち着いた神社を見慣れて育ってしまっただけで、昔話にあったような神仏に人が集まって良縁幸運にあやかろうという様が現代では珍しいだけなのかも。

派手な幟や次々増える縁起物になかなか目が慣れないものの、幸運にはあやかりたいし、起こっているのを目撃しているような気もして、蛇窪神社はまた時々伺う神社になりました。

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形代を納めると小さな茅の輪をくださいます。

今年はとにかく祓いが先だ!という調子でケガレ祓いに専念して、来年の巳年に蛇窪神社様の運をいただけるようにしたいものです。結局金運目当て?

 

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次は同じ品川区内にある下神明天祖神社様にも伺う予定。