ついに大河ドラマ「べらぼう」ネタのアクセスが落語ネタを超えました。瞬間風速ではありますが、ちょっと驚き。
2月9日の放送では圓楽一門会の三遊亭ぽん太さんも出演していましたね。江戸ことば指導は大河での言葉指導ではもはやお馴染みの柳亭左龍師匠ですしね。今回の大河ドラマは初回から落語でお馴染みの店の名が出てきたり、話し言葉もドラマ仕立てながら馴染みもある。落語を楽しんでいる人には親近感が持てること間違いなしでしょう。
浮世絵や本にも欠かせない地口(洒落)も、落語好きには耳が慣れた遊び。蔦重役の横浜流星さんと鱗形屋孫兵衛役の片岡愛之助さんが青本のアイデアで地口の掛け合いなんかしていると楽しく聞けます。
主演の横浜流星さんはご本名なんですね!しかも生まれも横浜なんだとか。ご先祖が横浜にいて氏を横浜にされたとか?それにしても蔦重の見栄を切ってる様子にぴったりきます。
ええ、タイトル通りに横浜にぎわい座の「西のかい枝 東の兼好」に無理に寄せました(笑)
「西のかい枝 東の兼好」は明日2月12日夜席で40回目なのだそうです。
かい枝師匠の師匠、五代目桂文枝師匠が東京で人気を得るきっかけとなった会の名前「西の小文枝、東の談志」から会の名前がついたという話も以前紹介しました。
以前の記事でも載せていますが、兼好師匠の推し活サイトにこの二人会のチラシのコレクションボードを作っています。すべての会の高座は見れていませんが、40回分のチラシは見ることができます。昔のものはリンク先の情報が確認できない可能性もありますが、チラシの変遷を見るだけでも楽しいですよ。
画像で一度に乗せるのは困難だったので、リンク先もよかったらどうぞ。
初回は平成19(2007)年5月。第三回目までは兼好師匠は二ツ目で「西のかい枝・東の好二郎」となっています。
平成21(2009)年7月の第六回公演までは横浜にぎわい座の地下にあるのげシャーレでの公演。第七回目から芸能ホールでの公演になり、チラシもカラーに。お二人の高座ショットも百面相が楽しい。コロナ前後でチラシの雰囲気も変わりました。
明日、2月12日の第四十回公演は18年弱、40回続いた二人会を振り返るそうですよ。皆勤賞の人はいるのだろうか。にぎわい座の御贔屓ならいる気がする。
【2月おすすめ公演】2/12(水)19時開演「第四十回 にぎわい倶楽部 西のかい枝 東の兼好」。出演:桂かい枝「おごろもち盗人」ほか一席(トリをつとめます)、三遊亭兼好「替り目」ほか一席。東西落語それぞれの味わいを、実力派の競演でお楽しみください。 #横浜にぎわい座https://t.co/MvSfmes5do pic.twitter.com/137DmbpYDY
— 横浜にぎわい座 (@nigiwaiza) 2025年1月19日
大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」では、蔦重プロデュースの本や浮世絵を始めとした江戸や吉原の文化が楽しめますが、今もう一つハマっている時代劇が日曜の早朝に放送されている「あきない世傳 金と銀」。一昨年末からBS時代劇で放送されたドラマです。べらぼうでは花魁・花の井役の小芝風花さんが、商いの才を持ったことで呉服屋の女中から御寮さんとなる女性を演じています。
こちらの舞台は大阪の呉服商。こちらも落語に出てくるお店の様子が出てきます。番頭さん、小僧さんのやりとりや、お着物のあれこれも見どころ。引札(チラシ)をヒントに、宣伝で本の一部や傘に店の名を入れるなど、今に続く商いの工夫も出てきます。舞台になる呉服商の五十鈴屋は大阪天満の設定で、上方の行事や言葉というのも魅力です。
今や上方落語を東京で聴くのも珍しくなくなりましたが、ほんの数年前は聴ける機会が多いとはいえなかったように感じます。横浜にぎわい座のこの二人会でかい枝師匠の上方落語を聴いたのが私の入口。
今思えば、上方の落語、上方の言葉を意識しだしてから、文楽も面白くなったし、時代劇の見方も変わったかも。東西の落語家さんが共演する会もかなり増えてさほど珍しくなくなりました。江戸落語も江戸落語と言うほど江戸言葉らしいと感じることも減ったような。東西の違いより個性の違いの時代になってきた。明日はどんな会になるかしら。まれに見れるかい枝師匠の暴れっぷりが楽しいので、慣れた和やかさを払拭して、40回を機に毒吐き合戦でバトル感が増したら面白いんだけどな。
