直子の探求時間

気になること、落語のまわりなど

落語に親しもう@品川大井

近所の品川区や町会の掲示板で落語会情報を見つけるとチェックしています。品川区在住の落語家さんが何人かいらっしゃるのは知っていますが、中でもなかなか生で聞く機会がなかったのが柳家三之助師匠。

近くの小学校で落語会があるというので行ってきました。

 

三之助師匠は品川のケーブルテレビ(区民が見れる地域向けチャンネル)では番組出演者としてはよくよく拝見している。近所のお店のご主人にご近所向けの落語会に行ったことがあると聞いて、生粋の品川育ちしか区内で出会えないのか?と思ってた。三之助師匠もそこまで品川っ子ではないと思うけど(笑) 学年違いだけど生まれ年同じの同世代落語家さん。印象はいろいろと器用で凝るタイプ?笛もお上手なんだとか。小三治イズムも感じるような。

 

進行の方がいて、主催の連合町会会長さんが軽くご挨拶されてスタート。地方のローカルイベントに出てくる面白おじさんは出てこず、三之助師匠もシュッと出てくる。野暮なし。

今回が4回目でお子さんも増えてきたそう。見たところ親子やお孫さん連れが多い印象。

まずは自己紹介、ご近所在住で前日の仕事先高崎から帰る途中に寄ったような感じと笑わせてくださる。落語についてわかりやすく説明して聞き方を教えてくださり「金明竹

説明の時と打って変わって「わて、中橋の加賀屋佐吉方から参じました。先度、仲買の弥市の取次ぎました道具七品のうち…」聴き慣れてるはずの私も驚くぐらい最初から豪速球の言い立て。

聞き慣れてるけどいまいちわからないままだったので文字起こししてる方を参照。

金明竹の言い立てを文字にする① | 町田落語研究会

後でわかるように言うにしても、ぐらいに豪速球で大人がぼんやりして子供の気が散る。忖度なし。その分後半笑いが多くなるという景色が面白かった一席目でした。

公演予定は1時間。ということで休憩なしで二席目に。噺しに入って意外にも、と思った「甲府ぃ」

二升のおまんまを平らげてから「ほっけ ほっけ」の連呼を聴くと宗旨というより美味しくいただくお魚が浮かぶ。“御会式”の言葉を聞いて、池上本門寺のが近いことを思い出す。全国から講中が集まる御会式の万灯練供養もしばらく行けてない。がんもどきの個性いろいろ。売り声は長〜く響き渡る。

小学校のアリーナ(体育館)なのでホールや寄席とは違う開放感もありつつ、体育館なので舞台上段の照明より客席の方がよく見える感じ。そろそろ集中力が切れてきたお子さん達がじっとできない時間帯に。同じ列の二つ隣にいた子が前の空き席に移動して反ったり両腕をあげて後ろのご家族と手遊びしたがる。最前列の小さな子が動いて動いてやがて隣のお母さんの膝と椅子で寝そべる。そりゃそうだね。私もストレッチ入れたかった(笑) 落語に親しむには聴く内容より長くじっと座ることになることを伝えた方が良いと思う。2人もゴソゴソ動き続けていたのに ホールで落語を聴くのと違ってそんなもんだねと思ったのはアリーナ効果か。ただ、後半しばし落語より子どもに目がいってしまった。

サゲのがんほどきも長〜く良い喉で響き渡った。ほっこり大きな拍手で終演。近所で落語、を大満喫。

 

参加無料の会なのに、帰りにひとりに一袋ずつ手土産をいただいた。しながわ観光大使シナモロールがドーンと描かれてる立派な紙袋。

f:id:entsunagi705:20241111005834j:image

中はクリアファイルに区の連合町会パンフレット、東京パラリンピックで品川区が会場となったブラインドサッカーの応援キャラクターやたたまくんの手ぬぐい、圧縮タオルにふんわりハンドタオル、ポケットティッシュにLEDライトと笛付きボールペン、こちらも押すとLEDライトが点くしながわ防災キャラクタージージョくんストラップとカルピスウォーター。防災グッズに使える地域セット。立派な紙袋も町会・自治会振興で作られた特製。パンフレットも近頃品川区内の図書館などで見かけた新しいもので、連合町会全体と各町会の区域や活動内容をわかりやすく知れる。

f:id:entsunagi705:20241111005946j:image

品川区はキャラ渋滞してる、もとい多様性があると思った選挙。ここ投票所だった。

 

今回の落語会の情報も近所の掲示板で見つけてその場でも帰宅してからでもQRコードを読み取れば区の電子申請サービスから応募できて今時に便利だった。

 

上京組で外からやってきたし、子育てもなく地域に関わらないし、仕事で昼間家を空けて時に夜も帰りが遅くて、休日は出掛け、行事に声がかかることもなくの生活が長い。近所付き合いもなくはないけどあまり踏み込めない。買い物や外食で近所の人と話す機会も店が限られる。地域より個人の付き合い中心。気楽といえば気楽だけど。

近頃そんな気持ちから気になっていた町会連合さんの活動。「落語の他にもいろいろやってるので掲示板また見てください」と帰りに主催の方が言ってくださってほっこりした気持ちで帰宅した。

自分で考える楽しいイベントばかりに限らないのが気楽になることもある。遊びは大事。余裕が大事。秋風が気持ち良い数分の帰路。

 

実家は親は商売で家にいないことも多い上、地域や自分のコミュニティ活動の役をを買って出て家の外で忙しくしていた。尊敬もしたけど引き継ぐのは到底難しいと思っていたので、地域の大事に続けられてきた落語会も、親先輩世代のエネルギッシュな活動をを継いで続ける人がいるのはすごいことで、終わってしまうこともあるのは正直違和感がないと思っている。

けれど好きなことの繋がりばかりで物理的に遠い人としか繋がっていないのもいざという時どうする?と思うことも増えた。

地域活動の切り口として持続可能を考えて、行政と相乗効果を出せる活動を考えている方達とやっと間が合ったなと感じる。SDGsの指標をこういうことで引き合いに出すとは思わなかった。とはいえ、今の生活リズムはまた変わるだろう。あれやこれやの良い形を考える。落語ではない地域の会も参加してみようかな。区内在住の落語家さんの区内会も引き続き掲示板でチェックしてみよう。また来年のこの会で三之助師匠の落語を聴けるかどうかお楽しみ。