12月30日は毎年恒例 『三遊亭兼好 噺の会』
お手伝いで落語納めでした。(冒頭も去年のコピペ)
ブログ書きながら年越も若干恒例になっててそれでいいのだろうか(汗
ま、いっか(自由

毎年恒例の落語会ではありますが、今年は特別なことも。
コロナ禍の一度を除いて会場となっていたことぶ季亭さんが今年いっぱいで閉められるとのことで、「噺の会」でここに来れるのも最後でした。

去年もロクに写真を撮る余裕がなかったので、お客様が入る前に資料写真みたいにことぶ季亭を記録しました。客でも会のお手伝いでもお世話になりました。

そして今年は出演者も少し変わりました。端唄の花季彌生社中さんはことぶ季亭のお席亭縁の皆様でした。
年に一度のお手伝いなのに、だから?か毎回戸惑うことがなにかあって気が抜けませんが、開演後は早めに落ち着いたので兼太郎さんの高座途中から後は会を楽しませていただくことが出来ました。
前座のげんきさんは早めに上がられたのでほぼ聞けませんでしたが「一目上がり」の七福神あたりから耳だけ聴けました。
兼太郎さんの「荒茶」は戦国武将達の茶席の話。心得のない武者達のてんやわんやは想像すると汚くて、笑いながらも顔がひん曲がるずるい一席。
兼好師匠が後から出てきて「必死な人間は面白い」と家族を支える大黒柱になった兼太郎さんの必死さを笑いに。油断したところに「見たところ知った顔ばかり、落語より飲みたい人達」と客席にも口撃を(笑)
一席目の「鈴ヶ森」は筍が登場する話なのですが、季節でない冬なので代わりに「干した大根」が。季節感を出せばいいってもんじゃないんですが、笑ってしまいます。
この落語は泥棒の親分が子分に鈴ヶ森へ追いはぎに行く道すがら啖呵の手本を格好よく見せるのですが、「口移しで教えてやる」と言われた子分が勘違いして照れるところで「くちづけ」になっちゃっていて、格好良い啖呵の後に高座であまり聞かないストレートな変換を平気でいってる落語の登場人物と兼好師匠に笑えます。ちょっとズルい。
仲入り後は花季彌生社中さん。
唄い手さんお一人と三味線二丁(お二人)の形。私も不勉強で曲の名前がわからないものもありましたが、入船亭扇辰師匠の出囃子「からかさ」は気づきました。唄が入る形は聴ける機会もなかなかないので貴重な経験。お座敷が似合う粋な時間でした。
花季彌生社中の後は兼好師匠。習い事は続かず、三味線も真打になる前に教わったことがあるけれどもやめてしまったと師匠。飛行機事故や不備のニュースで師匠が気になるのはタイヤの空気圧より着陸の時に出てくる足が少なすぎる所(笑)新幹線の連結が外れた原因は不明だけれど、連結の際にわずかな金属片が挟まったのではないかと聞いて、それじゃあ男女夫婦の絆もわずかなことで外れるはずだ、と笑わせる。今は手段が選べる旅も、昔は選ぶほどもなく歩くぐらいだと馬子の小噺。中でも東海道は小田原の宿、と始まって、師匠の二席目は「竹の水仙」
兼好師匠の「竹の水仙」は一文無しの旅人(実は左甚五郎)が宿屋の女将を世辞でもてあそび、旦那まで翻弄されるのが楽しく師匠の仕草もズルいのがみどころ。さらにその夫婦が細川越中守に命じられて竹の水仙を買いに来た家来・大槻玄蕃に仕返ししてさらに欲を出し調子に乗る所も笑える。何度も聴いているのに吹き出してしまう、何度もきいているから先から肩が震えてしまうのが師匠の高座。
この会の最後は恒例の抽選会。ことぶ季亭の高座に初めて上がったげんきさんが盛り上げ役と景品紹介、兄弟子のけろよんさんが進行サポート。理由は前年進行で盛り上げすぎて長くなってしまったからとか。
景品はお客さんの約半分が当たる計算と豪華ですが、兼好師匠からは手ぬぐいと色紙が。当たりたかったなあ。
落語会の後はこちらも恒例の打ち上げ。出演のなかった好二郎さんも来てくださり、お弟子さん達の近況を伺うこともできました。げんきさんは12月に二十歳になられたばかりでお酒解禁で楽しいとのこと。花季彌生社中の皆さんともことぶ季亭周辺の話や端唄のお稽古のことなど伺うことができました。落語にもまた行ってみたいとのことでしたので両国寄席を推しておきました。ふふ。
去年よりもお酒がまわって、ちょっとおしゃべりに。久しぶりにお話できた方もいてうれしかったり、酔っ払いのおじさん達にうっかりセクハラの話題を振ってしまって詰められたりして落語納めとなりました。自分で言っててもなんだろうねと思いますが、酔ったおじさん達に言葉は通用しない。これは昔から変わりません。その上酔いがさめたら話も忘れているんですから、こっちも離れていればいいのに(笑)そこも含めていい大人みんなで年末飲んでしゃべれたのでよしとしましょう。いちばん真っ当な価値観を言語化していたのはけろよんさんでした。詰められてるおばさんはちょっと助かったな。
そんな打上げを多分一年ぶりにしたせいか、帰りはぼんやりしてました。
道端で目が覚めて。
やってしまった…
周りを見回すと大きな猫塚の碑がある。そうか、この辺か。大体場所はわかった。よく見ると猫塚の周りに何匹も猫がいる。
三度寝ぐらいして、二度目にそんな夢を見ました。
起きてはまた布団に戻って眠り。そんな大晦日。
本当にお疲れ様、自分(笑)
来年は体力作り継続だな(笑)
思うところあり、やめていた年賀状を今年はお礼の気持ちで何通か出すことに。相手によって出し方変えているのですが、定型文への気持ちの入れ方は手書きだと自分に返ってきますね。数通だからとのんびり書いたら最も間違えない筈の「品川」を間違える。自分が自分とは思えない手がでる。そんな大晦日。失敗は大晦日だけではないですが、この書き間違いには我ながら笑えました。

ここまで書いてすでに新年が開けました。
兼好師匠、ご一門の皆様、落語仲間の皆様、2024年にお会いした方々、ブログを読んでくださった皆様も大変お世話になりました。
2025年もどうぞよろしくお願いいたします。