直子の探求時間

気になること、落語のまわりなど

11/18つれづれ 選挙後にリーダーの百条委員会続くんだ

今日は落語の話じゃありません。

もやもやしながら見てる近頃の選挙の話題。

個人的に行き着いた選挙対応は前に書きました。

話題の兵庫県知事選挙、結果に様々な反応が出ていましたが、斎藤元彦氏が再選されましたね。過去事例でも再選された人が複数人いたと 不信任決議が出た頃にニュースで見ていたので驚きはなし。

内容がネガティブとはいえ、全国的に知名度がとにかく上がった後の選挙。SNSが活用された効果も大きく、応援するチームもできたのだとか。嫌悪感が拭えないと感じる候補者でも勝てる時代感はアメリカの大統領選と同じですね。後はやはり競える他の立候補者の有無。有権者としてはむしろ気になるのは今回以外もこちらです。

有権者は政策に期待があるから投票する。他の候補者より期待が高い人に投票する。これが有権者の権利なので、兵庫県外在住の人間が結果についてとやかく言うことではありません。

ただ知事のパワハラ告発が発端だっただけに、不信任決議を出した県議会や県の職員さん達の困惑もわかります。

企業に置き換えるとパワハラが問題になった社長を株主の代わりに有権者がリーダー決め直すことになって、「やっぱもう一回パワハラ社長にチャンス与えてやって」とパワハラ社長が戻ってきた形です。ハラスメントを受けたと感じた人達は複数人いたはず。また、一時は業務が滞るほどこの件で混乱したそうですから、当選者に投票してない方の人達から大量にクレームがやってくるのではないかと不安もあるでしょう。

他の候補者票を見ると、7名の候補者のうち、次点の稲村和美氏、三番手の清水貴之氏を合わせて斎藤氏の得票を超えているようでした。投票率も高く、期待した候補者が落選した有権者も多かった選挙のようです。

 

とはいえ斎藤氏が当選しました。「オレは再選された県知事だぞ!」と勢いを増したりしないと言い切れるのか。時期を見て、今度は見えない形の巧妙なハラスメントを陰でされるんではないか。既に傷を負った人達は戦々恐々かもしれません。

 

有権者の怖いところは、ハラスメントを受けた当事者ではないところです。県知事と県職員が一緒に入る職場に長時間関わる人はほとんどいないでしょう。

良く言えば政策で選んでいるわけで、悪い言い方をすれば結果を出してくれるなら方法は見てないから知らんぷりもできる。この隙間にハラスメントのような犠牲も入るでしょう。声を上げても無駄という既成概念も、強い弱いの上下をつけるバイアスも。

また、リーダーシップやカリスマ性を持つ人は実行力がある結果、言動にハラスメントだと相手が受け止めてしまう端的な表現や威嚇に感じる勢いがつくことは想像に難くありません。

リーダー本人も傷つかないわけではないでしょう。強いリーダーシップは万能の魔法ではありません。度合いの差があるにしろ、強さに伴う傷は負う。その傷をどうするかの対処は様々ですが。

前のパワハラ問題は、まだ百条委員会で審理の途中なのだとか。斎藤氏本人が証言に立つのは来年に入ってからの見込みと聞きました。まだ時間をかけてひとつひとつ審議されるのですね。その間も政務にあたる。複雑な状況です。

選挙の結果を受けて、過去のパワハラでトラウマ抱えてる人が職場で県知事に遭遇する可能性があるのかと考えると、事実なら怖いですね。

知事は当時密告した犯人探しをしようとしたと聞いた記憶があります。その職場にいる職員だったら今の状況は恐ろしい夢の続きでしょう。 安全を確保できない。企業でハラスメントを訴えるブレーキになる要因そのものです。

公務員というお仕事は常にそういうリーダー交代があるのがすごい環境だと日頃から思っていましたが、想像の範囲でしかありませんが、自分ではなかなか選びにくい環境です。

選挙中はお祭り騒ぎでしたが、見守るべきはこれから。再選されたご本人と県職員の皆さんはどうとらえ、どう対応していくのでしょうか。

SNSを中心に有権者の支持がある、すごい政策があるとして、その信念の再選も、ご自身がハラスメント問題で信頼関係を崩したともいえる環境での再スタート。事実無根を証明して信頼回復するのか、ご自身の言動を変えて県での信頼を回復するのか。神輿に乗る方は有る事無い事言われて皆さん楽ではないでしょうけれど、 職場環境ごと県を良くする契機にならんことを。